
【出演】
マシュー・マコノヒー
アン・ハサウェイ
ジェシカ・チャステイン
【ストーリー】
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
【西京極の評価】
さすがノーランの一言。この情報量と映像の説得力に圧倒されます。前半ややダレるシーンもありますが、中盤以降は息をも継がせぬ怒涛の展開。昨年僕がNo.1に推した「ゼロ・グラビティ」のクリアな表現とは真逆の生々しいダスティな表現が別の意味でリアリティあり。“地球滅亡”“宇宙への脱出、移住”という使い古されたテーマも、父と娘の時を越えたヒューマンドラマのスパイスで見事ノーラン流に「アルマゲドン」越え。これだけ重厚な映画なのにラストがどこまでも前向きなのが素晴らしい。どこまでが科学的に“虚”でどこまでが“実”か解らないけれど、それを気にせずとにかく観て感動せよ!と云いたい。
【総合評価】 ☆☆☆☆☆(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆☆☆
演出/演技 ☆☆☆☆★
映像/特撮 ☆☆☆☆☆
音楽/音響 ☆☆☆☆★
