西京極 紫の館

京都サンガF.C.サポーターの日常をつづるblog。試合観戦のレビューの他にも趣味の映画や音楽、読書の感想なども書いていきます。

8/8 第28節 ジュビロ磐田戦 (静岡・ヤマハスタジアム)


写真:スタジアム入場前、待機するサンガサポたち

ヘボ審判が演出したシーソーゲームで勝ち点1を分け合う

前節からいろいろ動きがあったサンガ。
今井社長がサンガ低迷で遅きに失した引責辞任
新戦力、197cmの長身FWフェホの加入。
監督交代に続いての変化はチームにどんな影響を与えるのか?
それを見届ける為に磐田ヤマハスタジアムへ向かった。

そのヤマハスタジアム
二階席限定のアウェイサポのエリアが昨年よりさらに狭められ、スタンドがより窮屈に。
その上、応援旗を最前列の柵より前に出すなと厳しい規制。振り難い事この上なし。
パノラマビジョンもアウェイサポ席からは全然見えないし…
これでJ2では高額の前売2,500円取るなんて…ふざけてやがる!
昔は最高レベルのロケーションだったが、今ではアウェイサポにとってはJ2最低レベル。
滝川クリステルに「お・も・て・な・し」の心を教えてもらってくれ。

【サンガのスタメン】
 GK:清水
 DF:石櫃、菅沼、バヤリッツア、磐瀬
 MF:駒井、原川、田森、伊藤
 FW:宮吉、有田
SUB:杉本、内田、下畠、永島、佐々木、フェホ、大黒

スタメンはマルさんが指揮を執る様になってCB以外はほぼ固定された感じ。
注目のフェホはベンチスタート。短い時間でもどんな選手か見たい。

試合開始直前から良い風が吹き始めてくれたおかげで暑さはかなりマシ。
天気予想では試合中、雨が降るらしいが、これも気になる。

【試合感想】
試合の入り方が悪かった。
磐田にガンガン攻め込まれゴール前に押し込まれて開始2分で失点。
いきなり出鼻をくじかれる形となった。(この一点が後々大きく響くのだが…)
だがこの失点でサンガは落ち着きを取り戻した様だ。
お互いにパスミスは目立ったが、共にチャンスを作り始めた。
有田、優汰と惜しいシュートを放つもいずれも枠の外。

試合は膠着状態に陥ったかに見えたが19分、再びスコアが動く。
動かしたのは一点ビハインドを背負ったサンガだった。
中央で優汰が前線のミヤにパス。
受けたミヤが相手DFと競り合いながらドリブルでゴールに迫る。
DFのタックルに体勢を崩されながらも耐えてGKと1対1。
GKの位置を見ながらファーに冷静に流し込み同点とした。

さらに前半終了間際にはサンガがネットを揺らすもオフサイド判定。
サンガサポーターぬか喜び。
前半なんとか追いついて後半に希望をつないだ。


ハーフタイムのサブメンバーのピッチ練習。やっぱフェホでけ~!!

天気予想見事に的中。
後半に入ってすぐ雨が降り出した。それもかなりキツい雨脚に。
この力水のおかげで、全身ズブ濡れとなったが応援の気合は入った。

後半10分過ぎ、ゴール前の混戦から追加点を許す。
磐田のFW・ジェイこの日2ゴール目。くそ~。

ジェイも鬱陶しいが、もっと腹立たしいのが主審の中村太。
ジャッジに一貫性がなく、副審の判断とも食い違いがあったり、
変なタイミングで試合を止めたりと、両軍の選手を等しくイラつかせている。
もちろん我々サポもイラつかされた。ここまで審判にイラついたのは久し振り。

そんなじれったい展開が続く中、サンガとしては点が欲しい。
そろそろ新加入の長身FWフェホを投入してもいいんじゃないの?
ところがマルさんが切ったカードはアダイウトンに抑え込まれていたビツに代えて内田。
そして肩を強打して痛そうだった有田に代えて大黒。
期待のフェホは最後の交代カードとなった。

フェホ投入の直前、先に入った大黒がゴールを決めて再び同点に。
このところ控えに回されてはいるが、決めて欲しいところで決めるあたりは流石大黒サマ。

ここでようやくフェホ登場。やはりデカい。早めに彼にボールを集めたい。
ここから目まぐるしく展開が変わる。
フェホ投入直後に磐瀬がハンドでファウル。中村主審の疑惑のジャッジでPKに。
キッカーはジェイ。GK清水、反応したが触れず、三度逆転を許す。

残り時間も少なくなったが、サンガイレブンは諦めなかった。
もちろん我々サポーターもだ。
その期待に応えたのは注目のフェホと大黒サマだった。
右サイドに流れていたフェホにボールが渡るとすばやく反転、
相手DFをスピードで振り切ってゴール前へクロス。
ゴール前の混戦の中、こぼれ球を押し込んだのは大黒!!こちらも三度同点!

ラストワンプレイ。
絶妙なパスがドフリーの優汰に渡り、一気に攻め上がろうとしたその瞬間…
中村主審の試合終了のホイッスル。

え~なんでそこで止めるねん!?
プレイ切れるまでやらせるやろ、普通?


選手も不満、サポも不満。
空気を読まない迷ジャッジに最後まで翻弄された試合だったが、
冷静になってみれば、内容は両チームとも持ち味を出し合った好ゲーム。
勝ち点1を分け合うのは妥当だと思った。



石丸サンガは徐々に形を成してきつつある。
新戦力のフェホも良さそうだ。
相手がどこであれ、このサッカーを続けていけば道は拓ける
そう信じつつ雨降りやまぬヤマハスタジアムを後にした。

【試合結果】 磐田3-3京都

【観客数】 10,391人

【得点者】
 磐田 : ジェイ2、54、79
 京都 : 宮吉19、大黒77、85

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:清水5.5
 DF:石櫃5(61分 内田5.5)、菅沼5.5、バヤリッツア5.5、磐瀬5
 MF:駒井5、原川5.5、田森6、伊藤5.5
 FW:宮吉6.5(77分 フェホ6.5)、有田6(68分 大黒6.5)

【今日の私的MOM】
 フェホ : スピードと空中戦で持ち味発揮、大黒の同点ゴールをアシスト!

【サンガの現在の成績】 8勝5分け15敗 勝ち点29 19位→

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