【出演】
吉沢 亮
横浜 流星
渡辺 謙
寺島 しのぶ
高畑 充希
【ストーリー】
任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられる。親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく中、事故に遭い入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名する。
【西京極の評価】
あまりにも周りで観た人から「良かったから観ろ」と勧められるものだから、それほど興味がないテーマだったが鑑賞。たしかに劇場へ足を運んで大画面で観る価値のある内容でした。まず歌舞伎の女形というのは下手をすればゲテモノになりかねない題材。男の俳優が演技が出来てかつ女装が似合って、色気も出せないとダメな訳で…それを吉沢亮が見事に演じ切っています。横浜流星も同じく。そして何と言っても田中泯の存在感。これは凄い!お話自体はそれほど新しくはないが、若手とベテランそれぞれの女形演技を観るだけで3時間近い上映時間を忘れるほど耽溺出来ます。
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆★★
演出/演技 ☆☆☆☆☆
映像 ☆☆☆☆★
音楽/音響 ☆☆☆☆★