
【出演】
藤原 竜也
伊藤 英明
仲村 トオル
【ストーリー】
阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した1995年、三つのルールに基づく5件の連続殺人事件が起こる。担当刑事の牧村航はもう少しで犯人を捕まえられそうだったものの、尊敬する上司を亡き者にされた上に犯人を取り逃してしまう。その後事件は解決することなく時効を迎えるが、ある日、曾根崎雅人と名乗る男が事件の内容をつづった手記「私が殺人犯です」を発表し…
【西京極の評価】
ネタバレしないようにレビューをば。予告編を観た段階で“時効成立した犯人に、担当刑事が復讐するサスペンス”という単純な展開はあり得ないだろうとは思ってました。なので注意深く観てればオチは中盤で判明します。ですが、そこはもはや怪優の域に達している藤原竜也です。彼の演技だけで緊張感を持続したままラストまで強引に持って行く。結構豪華な共演者を揃えてますが、彼の演技の前では皆が大根に見えてしまう。まさに『花戦さ』の野村萬斎を上回る共演者キラーっぷりです。ちょい厳しめに☆3つですが、観て損はしません。
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆★★
演出/演技 ☆☆☆☆★
映像 ☆☆★★★
音楽/音響 ☆☆☆★★