西京極 紫の館

京都サンガF.C.サポーターの日常をつづるblog。試合観戦のレビューの他にも趣味の映画や音楽、読書の感想なども書いていきます。

方舟  夕木春央/著  講談社

【紹介文】
柊一は友人らとともに山奥の地下建築で夜を越すことに。だが、地震によって出入り口はふさがれ地下水が流入し始める。そして、その矢先に起こった殺人。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。  犯人以外の全員が、そう思った。本格ミステリー界に新風を吹き込んだ雄編。

【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆★★★
  独創性 ☆☆☆★★
 読み易さ ☆☆☆☆☆

【西京極の読後感想】
会社の同僚から激推しされて読んでみたのだが…う~ん、イマイチ。殺人に至る犯人の動機が弱いし、殺人方法にも無理がある。殺人ってそんな簡単に出来ないでしょ?そもそも舞台となる山奥の地下3階構造の施設にリアリティ感じないし。なんでこんなに評価高いのかな~?褒める点を挙げるとしたら、最終盤での主人公・柊一の心の揺らぎがラストのどんでん返しに繋がるところかな。ここは良かった。

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